静岡市葵区安西1丁目75番地
TEL 054-272-0511

えのもと循環器科・内科

メタボリックシンドロームについて

最近、運動不足や過食により肥満が増加し、糖尿病・高血圧・高脂血症などになる人が多くなってきて問題になっています。いわゆるメタボリックシンドローム(症候群)で、医療費増加の原因とされています。
メタボリックシンドロームは、生活習慣病とされています。これらについて、その原因や対策をまとめてみました。

生活習慣病を引き起こす生活
  • 食べ過ぎ
  • 飲み過ぎ
  • 運動不足
  • 喫煙
  • 睡眠不足
  • ストレス
日本人の死因について

2009年

日本人の死因

生活習慣病などから発病することが非常に多いことがわかっています

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メタボ

生活習慣病などから発病することが非常に多いことがわかっています

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メタボリックシンドロームの診断基準

診断の基本は、必須項目のウエストのサイズです。内臓脂肪の蓄積状態を知るための目安だからです。そのうえで、選択項目の中性脂肪やコレステロール、血圧、血糖などについても、右のような基準が設定されています。

メタボリックシンドローム予備軍でも
日頃から気を付けましょう

日頃から気をつけて健康に!

腹部周囲径 男性85cm以上
女性90cm以上
中性脂肪値・
HDLコレステロール値
中性脂肪値 150mg/dl以上
HDLコレステロール値 40mg/dl未満
(いずれか、もしくは両方)
血 圧 収縮期血圧(最高血圧) 130mmHg以上
拡張期血圧(最低血圧)  85mmHg以上
(いずれか、もしくは両方)
血糖値 空腹時血糖値 110mg/dl以上

生活指導

  • 水分を適度に摂る
  • 規則正しい食事(間食はしない)
  • 野菜、海草類を摂る
  • 肉よりも魚を食べる
  • 規則正しい生活
  • 食後の運動
  • できるだけ歩く
  • 禁煙する
  • 酒は飲み過ぎない

高血圧・糖尿病・高脂血症になったら今まで以上にしっかりコントロールしましょう

メタボリックシンドロームについてまとめてみました。やはり食事と運動と睡眠が基本です。
できるだけ規則正しい生活をして日々の健康に気をつけましょう。

糖尿病について

膵臓の内分泌細胞から出るインスリンの作用不足により高血糖をきたす疾患です。

生活指導

放っておくと

腎臓の障害、目の障害、神経の障害をきたします。食べ過ぎ、肥満、運動不足、ストレスなどでおこります。最近かなり患者さんが増えています。

治療としては

食事療法、運動療法、薬物療法があり、当院でも行っています。
精密検査を希望される方は、総合病院にも紹介いたします。

ストレス(鬱うつ )について

うつからの脱出!ストレス社会を生き抜く

ストレス管理社会のストレスのためか、うつ状態やうつ病になる人が増えてきています。当院にも胸痛や胸部不快などの症状を訴え来院される方がみられます。20~40歳代の若い方が多いですが、胸部写真や心電図で異常なく、よく聞いてみると、うつ状態、うつ病と思われる精神的なものが考えられます。うつ病について少しまとめてみました


うつ病 エピソード

  • 抑うつ気分
    (落ち込んで活動を嫌っている状態)
  • 興味または喜びの喪失

一般の人の3〜4%の有病率。優秀でまじめで几帳面、責任感の強い人がなりやすい。

うつ状態・うつ病

  • 気分が滅入る、気分が沈む
  • 思考力の低下
  • 意欲低下、行動力低下
  • 不眠(特に早期覚醒)
  • 食欲減退、体重減少
  • 何もかもわずらわしい
  • 朝方気分が悪い、夕方改善する

左記の症状が
2週間以上持続

上記の症状が2週間以上持続

うつ病治療に大切なこと!
早期発見・元気が出ない・食欲減退・不眠(途中覚醒)
会社をあげた姿勢が必要
治療
薬物療法(抗うつ剤)
精神療法
□ 患者説明のポイント
  • うつは心の病です。
  • 心のエネルギーを蓄えるために休養、場合によっては休職が必要です。
  • 脳の神経の流れを良くするめに、服薬が必要です。
  • 症状は良くなったり悪くなったりしながら改善し、良くなるには最低1ヶ月はかかります。
  • 必ずよくなるので、自殺はしないことを約束していただきます。
  • 病気の間は、退職、退学などの人生における重大な決断はしないように。
  • 症状がおもい場合は入院治療となります。
□ 看護・介護のポイント
  • 家族は患者をなるべく一人にせず、そばにいてあげる。
  • 励まされると心理的に負担胃なるので、激励はしない。
  • あまり活動的なことはひかえてのんびり過ごす。
うつ状態、うつ病は適切に治療すれば
必ず治る病気です。

症状が比較的軽い人は、当院で抗うつ剤や入眠剤を処方します。症状がおもい人や、ご本人の希望があれば専門のクリニックや病院を紹介いたしますので、お気軽にご相談ください。

認知症相談外来

高齢化に伴い認知症も増加傾向にあります。必要があれば専門の医療機関をご紹介いたします。

特定健康診査
(予約が必要となります)

特定健康診査とは?

心筋梗塞や脳血管疾患、糖尿病等、生活習慣病の要因となるメタボリックシンドローム(注)に着目した健診です。発症リスクが高い人を対象に、生活習慣の改善をサポートすることで発症と重症化の予防を目的としています。

(注)メタボリックシンドローム
内臓脂肪型肥満に加えて、高血糖、高血圧、脂質異常のうちいずれか2つ以上をあわせもった状態のことです。

対象者 次のすべてに該当する人は、年度内に1回特定健康診査を受けられます。

  1. 4月1日現在、静岡市国民健康保険に加入している30歳~74歳で4月1日~受診日まで継続して静岡市国民健康保険に加入していること。
    ※30歳から39歳は有料です。
  2. 75歳以上の方は後期高齢者医療制度の健康診査を受けられます。
実施期間
5月~翌年3月末まで
自己負担
無料 ※30歳から39歳は1,500円
持ち物
受診券・質問票(対象者には4月下旬頃に静岡市より送付されます)
国民健康保険証または後期高齢者医療被保険者証

特定健康診査

診察等 問診、診察
身体計測(身長・体重・BMI・腹囲)
血圧測定
血液検査 脂質 (中性脂肪・総コレステロール・HDLコレステロール、LDLコレステロール)
血糖 (空腹時血糖・ヘモグロビンA1c)
肝機能(AST(GOT)・ALT(GPT)・γ-GT(γ-GTP))
腎機能(クレアチニン・尿酸・eGFR)
貧血検査 (ヘマトクリット値・血色素量・赤血球数)
尿検査 尿糖、尿蛋白

※心電図は希望者に無料で実施。

その他の検診

  • ◎ 前立腺がん検診
  • ◎ 大腸がん検診
  • ◎ 肝炎ウイルス検査

※予約制ですので電話でご相談ください。

予防接種
(ワクチン接種)

インフルエンザワクチン
小学生以上の方 要予約
毎年、10月から接種開始となります。
コロナワクチン
65才以上 要予約
肺炎球菌ワクチン
(公費補助対象)
慢性肺疾患や心疾患のある方、高齢の方の肺炎予防に 公費補助券をお持ちの方はご持参ください。
公費補助対象外の方は自費となります。
一度接種すると効果は5年以上です。
子宮頸がんワクチン
12才になる年度初日〜16才になる年度末日までの女子
〔小6〜高1相当〕
要予約
公費負担となります。
      (自費の方もお受けできます。)
その他の予防接種
MR(麻疹・風疹)、RS、おたふく、破傷風、
B型肝炎、帯状疱疹(水痘ワクチン)
一般の方 要予約
自費となります。ご相談ください。

薄毛・抜け毛外来
男性型脱毛症

脱毛・抜け毛・薄毛で悩んでいる男性に、内服薬を飲んでいただき、脱毛の進行を抑え、髪の毛を増やすのを目指します。(自費となります)

禁煙外来

  1. 内服薬を一定期間飲んでいただきます。
  2. あるいはニコチンのはり薬を使用して、一定期間で無理なく禁煙することを目指します。

この期間であれば、健康保険が適用されます。

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